射出成形とはどんな加工法なのか

私たちの便利な暮らしはさまざまなものによって支えられており、あることが当たり前となっている生活用品や電化製品などはほとんどがつくられたものです。製品の製造過程では職人さんたちの技術をはじめ専用の機械、加工方法などが用いられています。加工法の一つとして用いられている射出成形とはどのような加工法なのでしょうか。射出成形とは簡単にいうと溶かした樹脂などの材料を金型に流し込み冷やし固めるといった加工法です。

加工を行う際は、射出成形機という専用の機械を使用します。製造過程は、ホッパーと呼ばれるタンクのような部分に材料となる樹脂ペレットを入れます。このペレットはさまざまな素材の樹脂からできており、素材にもよりますが米粒ほどの大きさといった粒状になっています。ホッパーから機械のシリンダー内に取り込んだペレットはヒーターの部分をスクリューの回転とともに進んでいきます。

ヒーターの熱で溶けたあとは、ノズルから金型へと流し込み圧力をかけ時間をかけて冷却を待ち、金型を開いて取り出し完成となります。身近なものでは、シャンプーや洗剤の容器、100円ショップなどのプラスチックケースなどに使用されています。射出成形には一度金型を作ってしまえば、繰り返し使用できるためその分のコストが抑えられたり、大量生産できる、仕上げの加工が少ないなどのメリットがあります。射出成形は生活には欠かせない製品を支えている加工法の一つなのです。