射出成形機の仕組みについて

現代人の暮らしには今やプラスチックが欠かせないものとなっており、日用品から文房具、家電製品、包装資材に至るまで身の回りにはたくさんのプラスチック製品があふれています。これらの製品は大きさから形、色まで千差万別ですが、ある1つの共通点を有します。それは、まったく同じ形状の製品が大量に出回っていることです。大量生産が可能というこの特徴こそがプラスチック製品がこれほどまでに普及している最大の原因ですが、それを可能としているのが射出成形と呼ばれる成形技術です。

1つの型から同一の製品を次々と作り出すことで、安定した品質を保ちながら大量の供給を可能にしています。射出成形は、やわらかい状態の原料を金型の中に送り込み、固めることで特定の形状を作り上げる技術です。一般には原料を加熱してやわらかくした後に冷やし固めるというプロセスをたどりますが、逆に加熱することで硬化するタイプの原料が使われることもあります。通常、このプロセスは射出成形機と呼ばれる機械を用いることで自動化されています。

射出成形機には油圧式や電動式などさまざまなタイプがありますが、基本的な仕組みは共通しています。作業台の一方に金型が固定され、もう一方に材料を液化させる仕組みを持った部分があり、その中間にシリンダーがあります。液化した材料はシリンダーの中に送り込まれ、圧力をかけられて先端のノズルから金型に向かって射出されます。金型の中で十分固化した後に取り出せば、製品の完成です。

温度や射出量などを自動でコントロールできる仕組みになっているため、同じ作業を何度も繰り返すことができます。射出成形の仕組みのことならこちら