複数ある射出成形の種類

プラスチックを加工する射出成形にはいくつかの種類があり、最もシンプルなのは型に溶けたプラスチック樹脂を流し込み、固める形です。基本的には1種類のプラスチック樹脂しか使いませんが、場合によっては2色以上用いることもあります。その際にはまず最初に1つ目の樹脂を固めた後、そのまま別の金型へと移し替えて再度成形を行います。また固めるタイミングや樹脂の粘土などを計算して、一度に注入して複数色の製品を作り上げるパターンもあります。

プラモデルを製造しているメーカーでは、最大で4色のプラスチックで構成された製品を一度に作ることができます。そして金型にあらかじめ形フィルムを設置しておいて、成形すると同時に何らかのデザインを施すというタイプもあります。これをインモールド成形と呼び、自動車の部品によく使用されます。表面のデザインを射出成形と同時に行うことで、後から施す手間が省けます。

デザイン自体はフィルムにあらかじめ施しておくため、複雑な見た目に仕上げられます。基本的に射出成形は、型に入れた後に冷却や加熱をしてプラスチックを固めます。ただそれとは別に、化学反応を用いて固めるタイプもあります。リム成形と呼ばれるタイプで、2種類以上の液体を高い圧力で型に流し込む方法です。

それが型の中で混ざり合い、化学反応を起こすことで固まります。このリム成形を用いる場合は、しっかりと化学反応を起こさせるために、液体の粘度と分子量が低い必要があります。