射出成形の種類について

一口に射出成形と言っても、低圧成形・射出圧縮成形・ガスアシスト射出成形など様々な種類があります。低圧成形とは、金型内部の圧力が高くならないように射出する方法です。金型内部が高圧になると、ガス焼けやバリの発生などの不具合が発生しやすくなるのですが、低圧成形を行うことでこれらの不具合を防止することができます。射出圧縮成形とは、圧縮と射出という2種類の成形方法を組み合わせた手法です。

ひずみを防止できるという特徴があるため、主に光学レンズや光磁気ディスクなどの製造に用いられています。ガスアシスト射出成形とは、融解させた樹脂を金型に射出後、もしくは射出しながら、不活性ガスを注入するという手法です。内部に中空部を設けることができるため、軽量化を図ることが可能です。また、ヒケやソリが少ないというメリットもあります。

上記の3つの方法以外にも、二色成形やインモールド成形、反応射出成形といった手法もあります。二色成形とは、2種類の金型内に材質が異なる2種類の樹脂を射出して、1つの製品を得るという手法です。2種類の材料から1つの製品が得られるので、組立コストを削減することが可能です。インモールド成形とは、金型内部にデザインが印刷されたフィルムを挟み込んで成形する手法です。

成形と同時に表面加飾ができるというメリットがありますが、複雑なデザインにも対応できるため、自動車部品や家電などの製造に用いられています。反応射出成形とは、複数の低分子量かつ低粘度の材料を金型内に射出して、化学反応によって固化するという手法で、主にポリウレタン製品の製造に用いられています。低圧で射出するため、樹脂製の金型が使用可能で、金型作成のコストを抑えられるというメリットがあります。